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Hanamoyu’s diary

世の中に思うことを本音で柔らかく語ります

情報共有と関係の深さ

人との関係の深さは、その対象となる人に対して、どれだけ自分が有している情報を開示できるかどうかということで、ある程度わかると思います。

あなたに対して「何か隠しているな」という人は、やはりあなたのことを深くは信頼していないでしょう。

上の説が正しいとすると、ずるがしこい人は話す人を選んで、人との関係の深さを疑似的に作り出します。

例えば、相手を信用させようと思う場合、自分が持っている他人の情報の一部を提示し、相手からも重要な情報を入手します。入手した情報は、ほかの人に共有し、他の人からも重要な情報を引き出します。

この作業を繰り返して、自分が情報のハブとなることで、多くの人と疑似的な深い関係を構築するのです。しかし、これはあくまで疑似的であり「本質的」な深い関係ではありません。

なぜなら、あなたが「関係が深い」と思って信頼して話した内容は、簡単に「関係が深くない人」にも知られてしまうからです。このような疑似的な関係を作り出す人は、誰からも信用されなくなるリスクを負います。

組織の中で、少しでも「この人は信用できない」という雰囲気をつくってしまうと、風通しの良い文化を作るのは中々困難になるでしょう。

オープンイノベーションが提唱される昨今、色々なところから情報を入手して、創発活動を行うことは、企業や技術の発展につながる良いことだと言われていますが、「信用できる人に情報を共有する」という人間的な心理がある以上、それなりに限界があるのではないでしょうか。

企業や技術を発展させていく上でも、「信頼される」という本質的なことが、何よりも大事なのではないでしょうか。その場合、オープンとクローズドのバランスを大事にしていくことが期待されるのです。