決められない人たち
世の中にはなかなか物事を決められない人たちがいます。
決められない背景も様々だと思いますが、以下のようなことが挙げられると思います。
- 自分で決めることをしなくても、周りが決めてくれた
- 周りが決めてくれてなくても、なんとなく成り行きで物事をすすめた
- 自分で決めたいと常々おもっているが、責任をとるのが怖い など
組織を動かしていく上では、誰かが必ず決断をして、責任とともに実行に移さなければなりません。その決断をした人たちに対して、多くの決められない人たちが「決断に対する不平・不満」を言うでしょう。
「では、あなたが決めて、進めてくれますか?」というと、決められない人たちは「それは権限を持った人の仕事だ。私たちが決めることではない」というのが常套でしょう。
そのような人たちは、延々と不平、不満ばかりを述べて、行動に移さないどころか、人の行動も妨げるようになります。
「自分で決めて、結果を出すまで行動する」、そんな人を多く抱えた組織が強く、学び続ける組織になるのだと思います。
カリスマ経営者の後継を見つけるのが難しいのは、カリスマ経営者の圧倒的な存在感と決断力の下、多くの人たちが物事を考えなくても進めることができ、いざ同様の決断を迫られると責任を取る準備ができないからだと思います。
「決めること」には「責任をもつこと」が伴います。「責任を持つ」には結果とそこまでの道のりを具体的にイメージできて、実現できると少しでも思えることが大事です。この「結果とそこまでの道のりの具体的イメージ」をもつこと、これこそが決断をする上での地震につながると思います。